プロセスワーク研究会 2010年 セミナーのご案内
『鬱(うつ)に参入する〜うつへのプロセスワーク・アプローチ〜』
この数年、従来の「メランコリー型うつ」に対して「双極2型障害のうつ」、「ディスティミア型うつ」、「非定型うつ」などが話題になりました。
筆者のセミナーでも、医師や医療関係者の協力の元に、うつに対する医学的情報をこれまで扱ってきました。
今回は、以上とは異なるプロセスワーク的、トランスパーソナル的、ユング派的、元型心理学的うつのアプローチを紹介し、体験的に学びます。
うつに対する、医学や認知行動療法とは異なったとり組みを学ぶ機会を持ちたいと思います。
ユングは、うつを「中年期の危機」との関連で考えましたが、そこには人生の転換期における変容のテーマが潜んでいます。
アメリカのサンフランシスコで、うつによる自殺のテーマを多く取り扱ってきたユング派の精神科医、デビッド・ローゼンは、
「(古い)自我の死」の重要性を繰り返し述べます。
元型心理学のT.ムーアやJ.ヒルマンは、うつを占星術の比喩を借りて「土星(サターン)」との関係から考えます。
五木寛之さんは「鬱蒼とした森」などの言葉から連想できるように、「鬱(うつ)」に、エネルギーの存在を見ています。
その他、うつを四季の秋や冬との関連で考える立場があります。
M.クラインは、カウンセリング場面での死のプロセスの背景に、うつを想像しました。
また錬金術的心理療法は、うつを変容プロセスの第一段階である「ニグレド(黒化)」ととらえ、大事にしていきます。
神秘主義的には、うつはそれまでの「生」と、その「生」を脅かす「死」の両方を超え包括した「大いなる死」からの「コーリング(呼びかけ)」と捉えられます。
うつに深く参入した人は、「大いなる死」の領域を「(たましいの)故郷」と表現しますが、このセミナーでは、うつにイニシエートされ、「鬱の弟子」になることを学びます。
この次元は『モモ』のマイスター・ホラーが住まう場所であり、死後の世界でありながら生命を産み出すところでもあります。
世界各地の伝統社会や未開社会、神秘主義の各流派では、それは、「墓場=子宮」などと、現代人には理解し難い名前で呼ばれます。
プロセスワークは、うつをドリーミングとの関連で見ていきますが、ドリーミングや夢やイメージ、からだとのつきあいが切れることと、
うつとの関連を注視しています。
「うつ」で難しいのは、何年も「うつ」を患った人が、プロセスワーク的には、「鬱に入れていない、参入できていない」という状況が、実際にはままあることです。
そのためにうつが長引いていたり、うつから抜けられないことも少なくありません。
今日のプロセスワークは、「鬱」には「下方」、「冥界」、「死」への『方向性』が内在されているため、「下、大地、地下」とのとり組みを大変重視し、「うつに参入する」プロセスを支援しています。
このセミナーでは上記の情報や知見、経験を手始めに、「うつに参入する」プロセスにとり組みます。
うつを従来の心の危険と、変容の機会(チャンス)つまり「危機」と捉え、従来の心理学とは異なるとり組みを学びます。
うつやプロセスワークの初心者の方を含め、『うつに参入する』ことにご関心のあるみなさまのご参加をお待ちしています。
開催時間、参加費
日 時:2010年2/11(木、祝)
10:00〜17:00
参加費:21,000円
講 師:富士見ユキオ
お問い合わせ先
プロセスワーク研究会
〒 107-0052東京都港区赤坂4-4-18-3F
FAX:03-5570-2860
E-mail:gdmwx113*ybb.ne.jp(*を@に変えてください)
※ご参加に際しては、『トレーニングにあたって』を一度ご覧ください。




