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プロセスワーク入門講座
「河合隼雄『宗教と科学の接点』とプロセスワーク
『宗教と科学の接点』(岩波書店)で、河合隼雄は彼の友人のJ.ヒルマンを参照しながら、「たましい」について繰り返し語っています。
それによるとたましいとは、「想像する」ことを重視します。
また「夢を創り出す『主体』」でもあります。
「想像する」とは、「考える」や「思考する」ことに対するたましいの特徴です。
心理療法では、心身の癒しには考えることと共に、考えの及ばない、傷つきや問題の領域、間、空間にイマジネーションが働く余地を確保することが大切です。
イマジネーションが、そうした空間で活動することで、思考や理性では思いもつかない、非合理的で(いや「超合理的で」)、不可思議な、また神秘的なヒントが生まれるからです。
たましいが「夢を産み出す主体」、とはどういうことでしょうか?
それは、あなたや私の自我や理性が夢を作る主体ではない、夢の作り手ではない、ということを意味しています。
またそれは、「夢以前の何か」、つまり「夢の母体のようなもの」を想定しています。
この「夢以前の何か」であり、「夢を創り出す主体」を、河合隼雄やヒルマンは「たましい」と言っています。
これはプロセスワークの「ドリーミング」に当たります。
たましいの表出が夢であり、それを自我が見るのです。
私たちは「悪夢」を見ますが、自我が悪夢を産み出す/創り出すことはしません、いやできません〜あなたは悪夢を見ようとして見ることはできますか?あるいはハッピーな夢を見ようと意図して見ることはできますか?
できません。夢は自我の意図を超えています〜。
たましいが「悪夢」を創り出すのです。
しかし、それは本当に「悪夢」でしょうか?
たましいが産み出した「あるイメージ」を、自我が「悪夢」と判断、解釈するのではないでしょうか?
河合=ヒルマンによると、たましいは「パースペクティブ」つまり「見方、視座、展望」です。
それは、何か特別な物体や実体を指すのではなく、「観点」をいいます。
とすると、「悪夢」とは、自我という視座、立ち位置、自我の立脚点からみたある一つのイメージ、偏見、投影、妄想だったのです。
自我が「悪夢」と判断、解釈したものを、「『悪夢』を産み出した/作り出した主体」から捉え返す、見直す、振り返るという作業が「たましいの心理療法」の核心です。
これは、プロセスワークのドリーミング・ワーク、エッセンスのワーク、センシエントのワークと
重なります!
さきほど述べたように、たましいは物体つまりモノではありません。
ですから、私たちの身体の中や心の中に位置づけることができません、収めることができません。
なぜならそれは固体(モノ)ではなく、働きであり、動きだからです。
私たちの中にたましいがある、と考えられる方がいるかと思いますが、それではたましいは私たちより小さい何かということになります。
しかし、たましいとは、私たちの内部にありながら同時に私たちの外にもある、内側だけにも外側だけにも位置づけられない何かです。
共時性を体験された方が多くいらっしゃると思いますが、それは、自分の中と外とが共鳴する意味ある偶然の一致体験です。
それは、たましいの働きや動きをよく現しています。
たましいは自分の内面にあり、また同時に外側にある自我を超えたトランスパーソナルな何かです。
ですので、たましいに着目したセラピーは「トランスパーソナル心理療法」です。
たましいはモノではありませんから所有することも、支配することも、操作/コントロールすることもできません。
一方、「自我」や「マインド(心)」はコントロールされます。
ですから、マインドコントロールといったことが起きるのです
たましいの心理療法は自我やマインド、心を対象としたセラピーとは異なります。
自我、マインド、心の次元で解決が見られないテーマに関して、たましいを射程に入れることで、
クライエントの方をサポートしようとするのがトランスパーソナル心理療法であり、プロセスワークです。
以上は、たましいについての、ほんのさわりです。
この入門講座では、トランスパーソナル心理療法やその臨床的意味ならびに可能性についてお話ししながら、プロセスワークの基本ならびに最前線について語っていきます。
プロセスワークの初心者の方も大歓迎です。
みなさまのご参加をお待ちしています。
2010年 4月13日(火)スタート <第2火曜・2月〜11月>
19:00〜20:50
富士見ユキオ
港区赤坂(お申込みいただいた方にご案内いたします)
連続講座へのご参加が初めての方:49,800円(税込)/10回分
2回目の方:44,500円(税込)/10回分
3回目の方:39,800円(税込)/10回分
セミナー初日、会場にてお支払いください。
プロセスワーク研究会
〒107-0052 東京都港区赤坂
FAX:03-5570-2860
E-mail:gdmwx113@ybb.ne.jp
ご参加に際しては、『トレーニングにあたって』を一度ご覧ください。
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