プロセスワークとは
うしろ向きに馬に乗る(5)
『うしろ向きに馬に乗る〜プロセスワーク連続入門基礎講座〜』
(1)プロセスワークは病や身体症状を「身体の見る夢」と捉え、病や身体症状を通じてドリーミング・プロセスが当人に「個性化/自己実現のプロセス」を迫っていると捉えます。
ユングは、自分の心理学は無意識の実現にある、と述べていますが(これはヘッセが「デミアン」に言わせたことと同じですね)、プロセスワークも、病や夢、ドリーミングプロセスに対して同様のことを考えています。
(2)プロセスワークの特徴は「原因を求めない」「原因をたどらない」「犯人探しをしない」点にあります。いま/ここに流れているプロセス、布置されたプロセスの中に、愚直に1、2次プロセス、エッジを探し当て、ただただワークして行くのです。
これを現代物理学は「非可逆的」と言い哲学は「現象学的」、心理学は「体験的」と言います。
「原因を探さずワークできるって?」
「ハイ。それがプロセスワークの最大の売りです。また、原因を探さないプロセすワークは、アーティスティックで楽しく創造的で、遊びに
満ちています」
(3)普通の病に対するアプローチは、病んでいる部分を切除する、といったものでしょう。
これが暗黙のうちに言っているのは、病んでいるところを排除できれば、また、病気を治療できれば、「私」は「いままでの私」に戻れるということです。
これは従来の私のあり方を疑っておらず、したがって、私は変化する必要がない、ということです。
一方、プロセスワークは、病や身体症状を起点に、それらを「公案」として、私がどう変わるかを模索します。
西洋医学とプロセスワークのアプローチは異なりますが、その両者を補完的に工夫して活用して行ってください。




